( ゚Д゚)<お兄ちゃん受信中

「私は妹を殺さなくてはならない。さもなければ彼女は死ななくてはならない。これは、命じられた日時をまえにして避けられない強制、良心的な責務とも言えるものだ。しかも彼女の了解のもとで殺すこと。供犠のさいの悲愴な聖体拝領のごとく。……どうして夢の中で妹を殺さなくてはならないのだろうか。おそらく、性行為によって他者を殺す恐れ、……性行為を遂げることは、(他者、つまり母の心像を)殺すことだ。感情の吐露と熱気における犯罪。そこから抜け出す唯一の方法は、相手(母)の承諾を得ること、彼女(母)が死ぬことに同意した殺人をなすこと、彼女が死ぬことが避けられないものとすること。死の運命が必要なのだ。そうすれば、私は罪責感から解放され、彼女は満足して僕の手の中で死ぬのだ……。」
ルイ・アルチュセール「未発表資料」)