( ゚Д゚)<真理ヤバイ

「heimlich という語は一義的ではなく、一方では親しみのあるもの、快適なもの、他方では隠れたもの、隠されたままにされているものという、相互に対立しないままおたがいにまるで無関係であるような二つの表象圏に属しており、この点を特に銘記しておく必要がある。unheimlich は第一の意味の反対語として用いられるが、第二の意味の反対語に用いられることはない。ザンダース辞典を見ても、この二つの意味の間に遺伝学的関係が想定されるのかどうかは、さっぱり要領を得ない。これに対してシェリングのコメントには注目に値するものがある。それはわれわれの意表をついて、unheimlich 概念の内容に関してまったく目新しいことをいっている。すなわち、秘密にしていたものは隠されたままでいなければならないのに、それが表に出てくるのが無気味なのだと。」
フロイト「無気味なもの」)