2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

( ゚Д゚)<philosophy of language

「方言は、ある社会を特色づけるものである。その特有の語風を無視してしまうと、意味深い人物を生んだかもしれない社会組織全体を無視することになりやすい。人物たちをその社会から切り離しておいて、個人としての彼らについて多くを語るということはむり…

( ゚Д゚)<非論理的伏線回収法

「「世界の終り」の「僕」と「ハードボイルド」の「私」が同一人物であるということは最初から僕もわかってたんです。ただ、それがどういう相関関係で壁の中にいるのかというのがわからなかったんです。書いてるうちにわかってくるだろうということで書いて…

( ゚Д゚)<批判のためには・2

「語感でものを考えるのに慣れている人は、「文化批判」(Kulturkritik)という言葉を聞くとむかむかするにちがいない。それは単にこの言葉が、「オートモビル」という言葉のようにラテン語とギリシア語のごた混ぜだからというだけではない。この言葉が、あ…

( ゚Д゚)<実存主義(笑)

「収容所に移った者は、沈んでしまった場合も、生き残った場合も、耐えられるものはすべて耐え、耐えたくないものも耐えるべきでないものもすべて耐えた。しかし、このように「力の限り耐え抜いた」結果、このように可能なものを汲み尽くした結果、「人間的…

( ゚Д゚)<理性の彼岸

「従ってカントは一層根源的な基礎づけの可能性と必然性とについて知っていたわけであるが、しかしこのような基礎づけは彼の当面の意図のうちには存しなかった。しかるにこのことは、超越論的構想力こそはまさに超越とその対象との統一を形成するものである…

( ゚Д゚)<メタ妄想

「出水はしばらく黙っていたが、なにを思い出したのか、 「時に、君の今のライバルは誰なの?」と、薮から棒にたずねた。 「ライバルって……?」 御木はとまどった。 「君の生涯のライバルさ、仕事の上の。」 「ああ……?」 御木は虚を突かれた思いだった。 「…

( ゚Д゚)<メタ自殺

「だがおまえは自分自身の心の中にあるものがわかっていないのだよ 一般的な真実の一部分なのだが すべての人間の顔を ベンジーの顔すらも曇らせるあの自然な出来事とその原因の連鎖というものがわかっていないのだ おまえは有限性について考えようとしない…

( ゚Д゚)<メタ努力

「努力して努力する、それは真のよいものではない。努力を忘れて努力する、それが真の好いものである。しかしその境に至るには愛か捨かを体得せねばならぬ、然らざれば三阿僧祇劫の間なりとも努力せねばならぬ。」 (幸田露伴『努力論』)

( ゚Д゚)<メタ禁欲

「悪事をせぬのみか、これを心に思うさえ控えること。」 (マルクス・アウレーリウス『自省録』)

( ゚Д゚)<死ぬことと見つけたり#

「逆境のさくらはなびら舞わせけり」 (鈴木しづ子『指環』)

( ゚Д゚)<死ぬことと見つけたり

「死の肯定萬緑のなか水激ぎつ」 (鈴木しづ子『指環』)

( ゚Д゚)<ハイデッガーの俳句論

「ここで詩〔トラークル「雪が窓辺に落ち、夕べの鐘は長く鳴りわたる」〕が語り出して呼び起しているのは雪である。夕べの鐘が鳴り響いている間を縫って、一日がまさに終ろうとするこの遅い時刻、雪が音もなく窓辺を打っている。雪片がこのように降りしきる…

( ゚Д゚)<文学を生かすたった一つのやり方は

「書物を生きたものにするのは何か? いかにしばしばこの問いが起ることだろう! 答えは、ぼくの意見では、簡単だ。ある書物が生きるのは、読者から読者への熱烈な推薦を通じてである。人間に内在するこの基本的衝動を抑圧できるものは何もない。犬儒派や厭…

( ゚Д゚)<慾望=神

「われわれにとって必要なことは、われわれの欲望を最も深刻な、最も精神的な欲望をまで、遂行することです。肉体は直接で精神は間接です、最初に葉それから花です、しかし植物は完全な全体です。それ故にあらゆる欲望を、最も深刻なものに至るまで、そして…

( ゚Д゚)<最後-の-神学

「同じ心を持った、かの訝かしい者たち。自分たちに割り当てられた贈与と拒絶の側へ同じように決断している者たち。存在の真理の錫杖を保持する者たち。その真理の内で、存在するものはあらゆる物と呼吸との単純な本質主宰に向けて建設される。最も静かな静…

( ゚Д゚)<福音はロックだ

「「神の救いの福音」をパウロは伝えなければならない。まったく新しく、いまだかつて聞いたこともないほどよき、喜ばしい神の真理を人々に手わたすのである。だが、それはまさに神の真理なのだ! つまり、それはけっして宗教的な福音、人間の神性や神格化に…

( ゚Д゚)<失われた時を求め過ぎて・2

「その農民の血が自分のなかにも流れていると想うと、なぜか心がやすらいだ。私はいま祖父が眺めたのと同じ庭をながめ、その石燈籠や、松や、サルスベリや、椿や、わけても黒々とした肥沃な土と交感している。なぜ祖父はここに戻って死ななかったのかと私は…

( ゚Д゚)<Re: 子供の倫理

「「それで?」と稲子は問いかけた。 「そうそう、思い出したわ。」と母はその答えの前に、「木には木の縁があるのだよと、お父さまがおっしゃったじゃないの。木がなぜこのうちにあって、このうちで花を咲かせるなんて、稲子が子供らしい、むずかしいことを…

( ゚Д゚)<子供の倫理

「……さらに彼ら〔頭のいい悲観主義者たち〕はつけ加えるかもしれない、殻をむかれずたらふく食べられる国の最高に気持いい避難所で、自分一人の宇宙ににんまりほほえんでいるのと、音をたてて崩れる建物のあいだ、怒号と悲鳴が飛びかう夜、気狂いになるまい…

( ゚Д゚)<Shame on you

「人間=男であることの恥ずかしさ──書くための最良の理由はそこにあるのではないか。」 (ジル・ドゥルーズ「文学と生」)

( ゚Д゚)<悪人一人

「人の世の褒貶遠し冷奴」 (角川春樹『JAPAN』)

( ゚Д゚)<COOL JAPAN・3

「三津五郎 外人はみんな口で息するんですよ、声みたいに。あのスピード競技でよく口で息ができると思ってね。われわれは口で息したらおしまいだといわれて修行してきたんですが、あの人達は口で息してるんですよ。だからそこがヨーロッパ人種と東洋人種の違…

( ゚Д゚)<COOL JAPAN・2

「ここで思い当たったのだが、カビや茸の匂い──これからまとめて菌臭と言おう──は、家への馴染みを作る大きな要素だけでなく、一般にかなりの鎮静効果を持つのではないか。すべてのカビ・キノコの匂いではないが、奥床しいと感じる家や森には気持を落ち着け…

( ゚Д゚)<フフフ…殺し合え…

「戦争のルールの目的は、クラウゼヴィッツがおそらく考えていたような「博愛主義者たち」の良心の呵責を少なくすることではない(クラウゼヴィッツ自身、前述したように軍の任務に対する厳格な忠誠心を持っていたために、明らかにこうした「博愛主義者」で…

( ゚Д゚)<大贖罪

「人の子よ、一枚のれんがをとって前におき、その上に、一つの町エルサレムを刻み、その町を包囲させ、それに向かって動く砦を備え、土手を築き、陣営を張り、まわりに撞角を配置せよ。…… それから、左わきを下にして横たわり、イスラエルの家の罪をかぶれ。…

( ゚Д゚)<魂は無傷・4

「ひとは自分の魂に向かって、静かになれ、なるがままになれ、と言うことができるのみです。自分の意志をもってしてはそれ以上のことは絶対に何もできません。」 (D.H.ロレンス「オットリーヌ・モレル夫人宛書簡」)

( ゚Д゚)<魂は無傷・3

「……離婚のことについて言えば、今ではもう何でもないのが、不思議なような気がする。人間には、生きた社会的自我というものがあるのだね。あらゆるひとが、自分は社会の召使とか──あるいは殉教者だとか──たしかに先ず感ずる筈だ。そしてもし自分が社会に対…

( ゚Д゚)<魂は無傷・2

「各人の「自己」は多様であるが、主要な自己は二つである。群衆の中にいるときの、通俗で低俗で醜い「群衆自己」と、静かで緩やかで、概ね当惑したような、良質の自己の二つである。良質の自己であるとき、人は殆ど唖者のごとくであり、「群衆自己」によっ…

( ゚Д゚)<始める前から負けないためには・2

「あなたがたのほうが私よりも詳しいと思いますが、ゴダールは常に孤独だった。映画におけるゴダール的成功なるものは一度もなかったのです。ゴダールは成功をおさめたと喧伝する人たちが、「あいつは変わった、あのとき以来だめになった」とふれまわってい…

( ゚Д゚)<覚悟セヨ

「野望を抱き、それを実現することは、不遜に見えようとも力の証拠です。しかし野望を公言しながら、それに到達できずにいることは、常に滑稽に映るもので、小人どものいい餌食とされがちです。」 (バルザック『谷間の百合』)