( ゚Д゚)<Re: 念願の霊感降臨祭

「再び霊感。──生産力が暫く堰き溜められていて何かの障碍のため流れ出るのを阻止されていると、その末に実に突然氾濫がおこるので、まるで先だつ内部の労作もない直接の霊感が、つまり一つの奇跡が成就されでもするような気がするほどだ。これが例の錯覚を起すのであって、この錯覚の在りつづけることが先に述べたとおり少々あまりなほどあらゆる芸術家の大事となっているのだ。資本はまさにただ蓄積されたばかりだ、一挙に天から降って来たものではない。それにまた他の方面でもそういう外見上の霊感というものがある、たとえば善良、美徳、悪徳などの領域に。」
ニーチェ「芸術家と著作家の魂から」)