( ゚Д゚)<るさんちまん

「意志は時間──三次元の(過去 - 現在 - 未来)──に対してどのような関係をもつか。意志は自分の無力さを時間のなかに投影し、そうすることによって時間に不可逆であるという性格を与える。意志行為は時間の流れ──時間によってすでに完了したものとして確立された意志されざるもの──をさかのぼることはできない。だから、意志行為のなかには還元不能なものに対する復讐の精神が宿り、生は懲罰としての側面をもつことになる。
 ツァラトゥストラの治療薬。すでに完了したことをわが身に引き受けようと望むことによって、意志されざるものをふたたび意志すること──したがって、すでに完了したことを、ふたたび数かぎりなく意志することによって、それをいまだ完了していないことに変えること。言ってみれば、出来事からその「一度限り決定的に」という性格を奪うための策略である。」
ピエール・クロソウスキー永劫回帰の体験」)