( ゚Д゚)<稲妻オチ

「そこで王は五十人を率いる長をエリヤに送った。五十人長は山の頂に腰を下ろしているエリヤのもとに上っていってこう言った、「神の人よ、王さまはあなたに下ってきてほしいと申しております」。エリヤは五十人長に答えた、「私が神の人であるなら、天から火が降って、おまえとその部下五十人を焼き払うだろう」。突如天から火が降り彼と五十人を焼き払ってしまった。
 王は再度別の五十人長とその部下をエリヤに送った。彼はエリヤのもとに上り、「神の人よ、王はすぐ下りてこいとあなたに命じています」と言った。エリヤは答えた、「私が神の人であるなら、天から火が降っておまえとその部下五十人を焼き払うだろう」。突如天から火が降り、彼と五十人を焼き払った。
 王は三度め、五十人長とその部下五十人を送った。彼は山に登りエリヤの前にひれ伏して頼んだ、「神の人よ、私とこのしもべ五十人の命を、むざむざ捨てさせないでください。前にきた二人の五十人長とそれぞれ五十人の部下は、天から降った火で焼き払われました。どうぞ私の命を助けてください」。
 そのとき主の天使はエリヤに向かい、「この男といっしょに下ってよい、恐れることはない」と言われた。エリヤは立ち上がり、彼とともに王のもとに行き、こう言った、「主は仰せられる、〈エクロンの神バアル・ゼブブに信託を聞く使者を送ったので、おまえは床についてもう起き上がれない、必ず死ぬのだ〉」。
 エリヤの告げた主のことばどおり王は死んだ。……」
(『旧約聖書 列王記 下』)