( ゚Д゚)<ぶらさがりオチ

「アブサロムはダビドの家来と相対することとなった。彼はらばに乗っていて、そのらばが巨大なテレビンの木のしげった枝の下に走りこんだ。そのときアブサロムの髪がテレビンの木の枝にがっしと引っかかった。らばはそのまま歩きつづけていったので、彼はぶらりと木の枝に宙づりになった。それを見た者がヨアブに告げに行った、「アブサロムがテレビンの木にぶら下がっています」。ヨアブはそれを知らせにきた男に言った、「それを見たならなぜその場で殺さなかったのか。銀十シュケルと革帯をおまえにやれたのに」。
 その男はヨアブに答えた、「この手に銀千シュケルをのせられても私は王子には手をかけません。……」
 ヨアブは、「おまえと話して時間をつぶすわけにはいかぬ」と言い、手に三本の投げ矢を取り、アブサロムの胸に打ちこんだ。アブサロムはテレビンの木のしげみの中でまだ息絶えていなかったので、ヨアブの十人の若い従者が寄っていってアブサロムにとどめをさした。」
(『旧約聖書 サムエル記 下』)