( ゚Д゚)<はりつけオチ

「アハシュエロス王はエステル王妃に言った、「だれのことか、そんなことをたくらんでいる男はどこにいるのか」。エステルは答えた、「迫害をたくらむ敵は、ここにいる見下げはてた男アマンです」。アマンは王と王妃の前で恐れおののいた。
 王は宴席から立ち上がり宮廷の庭園に出た。アマンは命ごいしようとしてエステル王妃のそばに残った。王が自分に罰を下そうと定めたのだと分ったからである。
 王が宮廷の庭園から宴席に帰ってくると、アマンはエステルがいた長椅子にひれ伏していた。「私の前で私の家で、おまえはまた王妃に乱暴しようとするのか」と王は叫んだ。このことばが王の口をついて出るやアマンの顔に布がかけられた〔死刑の予告〕。
 そのとき、王の前にいた重臣の一人カルボナが言った、「王さまを救ったマルドケオをつり下げようとして、アマンが準備していた柱があります。その柱はアマンの家の前に立っていて五十クビトあります」。王は、「この男を柱につれ」と命じた。
 アマンはマルドケオのために準備しておいた柱につり下げられた。こうして王の怒りはおさまった。」
(『旧約聖書 エステル記』)