( ゚Д゚)<慾望=神

「われわれにとって必要なことは、われわれの欲望を最も深刻な、最も精神的な欲望をまで、遂行することです。肉体は直接で精神は間接です、最初に葉それから花です、しかし植物は完全な全体です。それ故にあらゆる欲望を、最も深刻なものに至るまで、そして…

( ゚Д゚)<最後-の-神学

「同じ心を持った、かの訝かしい者たち。自分たちに割り当てられた贈与と拒絶の側へ同じように決断している者たち。存在の真理の錫杖を保持する者たち。その真理の内で、存在するものはあらゆる物と呼吸との単純な本質主宰に向けて建設される。最も静かな静…

( ゚Д゚)<福音はロックだ

「「神の救いの福音」をパウロは伝えなければならない。まったく新しく、いまだかつて聞いたこともないほどよき、喜ばしい神の真理を人々に手わたすのである。だが、それはまさに神の真理なのだ! つまり、それはけっして宗教的な福音、人間の神性や神格化に…

( ゚Д゚)<失われた時を求め過ぎて・2

「その農民の血が自分のなかにも流れていると想うと、なぜか心がやすらいだ。私はいま祖父が眺めたのと同じ庭をながめ、その石燈籠や、松や、サルスベリや、椿や、わけても黒々とした肥沃な土と交感している。なぜ祖父はここに戻って死ななかったのかと私は…

( ゚Д゚)<Re: 子供の倫理

「「それで?」と稲子は問いかけた。 「そうそう、思い出したわ。」と母はその答えの前に、「木には木の縁があるのだよと、お父さまがおっしゃったじゃないの。木がなぜこのうちにあって、このうちで花を咲かせるなんて、稲子が子供らしい、むずかしいことを…

( ゚Д゚)<子供の倫理

「……さらに彼ら〔頭のいい悲観主義者たち〕はつけ加えるかもしれない、殻をむかれずたらふく食べられる国の最高に気持いい避難所で、自分一人の宇宙ににんまりほほえんでいるのと、音をたてて崩れる建物のあいだ、怒号と悲鳴が飛びかう夜、気狂いになるまい…

( ゚Д゚)<Shame on you

「人間=男であることの恥ずかしさ──書くための最良の理由はそこにあるのではないか。」 (ジル・ドゥルーズ「文学と生」)

( ゚Д゚)<悪人一人

「人の世の褒貶遠し冷奴」 (角川春樹『JAPAN』)

( ゚Д゚)<COOL JAPAN・3

「三津五郎 外人はみんな口で息するんですよ、声みたいに。あのスピード競技でよく口で息ができると思ってね。われわれは口で息したらおしまいだといわれて修行してきたんですが、あの人達は口で息してるんですよ。だからそこがヨーロッパ人種と東洋人種の違…

( ゚Д゚)<COOL JAPAN・2

「ここで思い当たったのだが、カビや茸の匂い──これからまとめて菌臭と言おう──は、家への馴染みを作る大きな要素だけでなく、一般にかなりの鎮静効果を持つのではないか。すべてのカビ・キノコの匂いではないが、奥床しいと感じる家や森には気持を落ち着け…

( ゚Д゚)<フフフ…殺し合え…

「戦争のルールの目的は、クラウゼヴィッツがおそらく考えていたような「博愛主義者たち」の良心の呵責を少なくすることではない(クラウゼヴィッツ自身、前述したように軍の任務に対する厳格な忠誠心を持っていたために、明らかにこうした「博愛主義者」で…

( ゚Д゚)<大贖罪

「人の子よ、一枚のれんがをとって前におき、その上に、一つの町エルサレムを刻み、その町を包囲させ、それに向かって動く砦を備え、土手を築き、陣営を張り、まわりに撞角を配置せよ。…… それから、左わきを下にして横たわり、イスラエルの家の罪をかぶれ。…

( ゚Д゚)<魂は無傷・4

「ひとは自分の魂に向かって、静かになれ、なるがままになれ、と言うことができるのみです。自分の意志をもってしてはそれ以上のことは絶対に何もできません。」 (D.H.ロレンス「オットリーヌ・モレル夫人宛書簡」)

( ゚Д゚)<魂は無傷・3

「……離婚のことについて言えば、今ではもう何でもないのが、不思議なような気がする。人間には、生きた社会的自我というものがあるのだね。あらゆるひとが、自分は社会の召使とか──あるいは殉教者だとか──たしかに先ず感ずる筈だ。そしてもし自分が社会に対…

( ゚Д゚)<魂は無傷・2

「各人の「自己」は多様であるが、主要な自己は二つである。群衆の中にいるときの、通俗で低俗で醜い「群衆自己」と、静かで緩やかで、概ね当惑したような、良質の自己の二つである。良質の自己であるとき、人は殆ど唖者のごとくであり、「群衆自己」によっ…

( ゚Д゚)<始める前から負けないためには・2

「あなたがたのほうが私よりも詳しいと思いますが、ゴダールは常に孤独だった。映画におけるゴダール的成功なるものは一度もなかったのです。ゴダールは成功をおさめたと喧伝する人たちが、「あいつは変わった、あのとき以来だめになった」とふれまわってい…

( ゚Д゚)<覚悟セヨ

「野望を抱き、それを実現することは、不遜に見えようとも力の証拠です。しかし野望を公言しながら、それに到達できずにいることは、常に滑稽に映るもので、小人どものいい餌食とされがちです。」 (バルザック『谷間の百合』)

( ゚Д゚)<批判のためには

「事物を理解するということは、一旦事物の中へ入った上でそこから出て来ることである。だから先ず虜囚が、次に解放が必要である。幻想と幻滅、己惚と覚醒が必要である。まだ魅力にかかっているもの、魅力にかかったことがないものは、共に談るに足りない。…

( ゚Д゚)<世界を要約する名前

「しかし、先日、アルパノ湖の上のさびしい道で人生のことを夢見たとき、私は自分の一生がつぎのいくつかの名前によって要約されることに気づいた。そしてその頭文字を、ちょうどザディッグがしたように、自分のステッキで砂の上に書いてみた──小さな丸い壁…

( ゚Д゚)<亡霊コンプレックス

「かくて、秋は、雨とともにすぎぬ。冬さりぬれば、空暗くじめじめとして雨ふるも、霜おくことまれなり。島は、わが島は、うす暗くうづくまり、よそよそしくぞなる。しめりて、うす暗き窪みにひそむは、とぐろ巻く怨霊、そのさま、濡れ犬の尾をまき、あるは…

( ゚Д゚)<肉食系黙示録

「たとえば、ビフテキやトンカツや豚汁やサシミや酢のものをむさぼりくらいながら、彼らは、こんな調子で、しゃべりあっていた。 「これは、お前さんのお母さんの肉だぞ。まあ、そうだろ。これはお前さんのお父さんの肉だよなあ」「そんなら、これはあんたの…

( ゚Д゚)<忘れられない&憶い出せない

「想像するに、白痴の生について論じて、忘れえぬものとしてとどまりつづけるという要請のことを語ったとき、ベンヤミンはなにかしらこうした類のことを念頭に置いていたのではないだろうか。いうまでもなく、この要請はたんに、なにごとか──忘却されてしま…

( ゚Д゚)<反復・再帰・不安

「同種のものの反復というモメントを無気味な感情の源泉と見ることは、どなたにもご承認いただけるというものではないだろう。私の観察では、こうした感情が文句なしに喚び起こされるのはある種の諸条件の下で、しかも特定の環境との組み合わせにおいてであ…

( ゚Д゚)<Remembrance of Images Lost・3

「しかしわれわれは、実践の最大の利益を得るために、諸事象の現実的な順序を逆転させることにとても慣れており、空間から引き出されたイマージュの強迫をあまりにも強く蒙っているので、われわれは、どこに想起が保存されているのかを問わずにはいられない…

( ゚Д゚)<Remembrance of Images Lost・2

「そこで、ラッセルの想定〔この世界は、われわれの記憶や、化石や、古文書といった、過去の存在を証拠だてるすべてのものとともに、じつは五分前に突如として生じた〕にもどって考えてみると、この想定はふつう、現時点において過去の存在を証拠だてている…

( ゚Д゚)<見えるものを読む

「これらのイメージに、いわば「不注意を向ける」方法は二通りある。ひとつにはそれらを肥大化させ、そこにすべてを見ようとするもの。要するに恐怖のイコンをそこから作り上げようとするものである。このためにはオリジナルのプリントを見栄えのするものに…

( ゚Д゚)<俺たちの完全犯罪

「いや、何をしゃべろうと、しゃべるということ自体が正当化なんだ。悪事はただ黙ってせざるを得ない──これが「なぜ悪いことをしてはいけないか?」という問いに対する本当の答えだ。つまり「答えとして語るべき言葉が原理的にありえない」という答えだ。原…

( ゚Д゚)<復活なき残存

「『映画史』全体を復活に引きつけることは、時間の作業を根本的に見誤ることである。ヴァイクマンの理路がつねに依拠している通俗的な二者択一は、イメージ、記号全般、そしてそれらの記憶の存在自体によって反駁されている。死は残滓を生み出すと、私は述…

( ゚Д゚)<UNDERCURRENT・2

「種属を維持するもの。──最も強く最も悪辣な精神の者たちが、これまで最もおおきく人類を前進させてきた。彼らはくりかえし眠りこんだ諸情熱の火を──あらゆる秩序立った社会は情熱を眠りこます──燃え立たしてきた。彼らはくりかえし比較や矛盾の感覚、新し…

( ゚Д゚)<古典主義とはナニカ

「武智 濡髪のお母さんが、お前が逃げてくれないんだったら自殺するといって剃刀を持つのを止めるところで、「あぶない、あぶない、あやまりましたッ」ていうのがね、みんなムキになり過ぎるっていってましたね。大関とおばあさんだから、力入れたらおばあさ…